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№3 家庭のお金と暮らし

国民健康保険がえぐい!個人事業主になって知った4つの違いと保険料を抑える6つの対策

国民健康保険がえぐい!個人事業主になって知った4つの違いと保険料を抑える6つの対策

個人事業主(一人親方)が綴る、ねこ丸ブログへようこそ。
脱サラ家庭の内部事情を、夫婦で執筆しております。

今年も来た、国保の納付書

夫の退職日までの間に、やること・調べることはたくさん。

その中の一つが、健康保険をどうするか。

選択肢は二つ。

前の会社の健康保険をそのまま引き継ぐ「任意継続」
国民健康保険に切り替えるか。

1年目は所得がどうなるかわからなかったので
とりあえず任意継続を選択。

そして2年目、国保に切替え。
1年目の所得が低かったこともあり、保険料はぐっと下がりました。

結果的に、この順番は正解だったと思っています。

そして今年ーーー

本日、国民健康保険の納付書が届きました。

封筒を開けた瞬間、ため息。

ひと月分の収入より多い額が飛んでいきました。

国保の納付書を開けて絶句する猫

シミュレーションはしていました。

でも確定した金額を目の前にすると
やっぱり心にズシンとくる。

頭でわかっていることと、実際に通知がくることは、全然違います。

ねこさんアイコン(泣き顔)
シミュレーション通りでも、心の準備はできていなかった……

国民健康保険と社会保険(健康保険)の違い

労使折半

会社員のときは「健康保険料」です。

毎月引かれているのはわかっていたけど
正直あまり気にしていませんでした。

社会保険は会社と折半。
つまり半分ずつ負担する仕組みです。

本来1万円の保険料なら、給与から引かれるのは5,000円だけ。
残りの5,000円は、会社が黙って払ってくれています。

※労使折半には異論もありますが、実際に数字として目に見える形で表れたので、衝撃を受けました

国民健康保険には、その「会社の半分」がありません。
全額、自分で払います。

夫が退職した瞬間
社負担がなくなったことで
保険料の重さを初めて実感しました(笑)

そんなこと知りませんでしたよ…Σ(゚д゚lll)ガーン

ねこさんアイコン(呆れ顔)
家計簿つけてたのに、「やって満足」で終わってた……

前の年の所得で計算される

国民健康保険料は、前年の所得をもとに計算されます。
独立1年目は、会社員最後の年の収入がそのまま反映されます。

独立初年度は収入が不安定なのに、保険料だけ💀

なかなかに、えぐい仕組み…

扶養という概念

さらに言うと、国民健康保険は家族1人ごとに保険料がかかります。

会社の社会保険なら、扶養に入れた家族の保険料は追加でかかりません。
私も子どもも、夫一人分の保険料でカバーされていました。

国民健康保険には、扶養の概念がありません。
収入のない家族にも、1人ごとに決まった額(均等割)がかかります。
(所得の少ない世帯や未就学の子どもは軽減されるなどの例外もあり、計算方法は市区町村によって異なります)

家族が多いほど、納付額は膨らんでいきます。

手当の有無

保障内容を比べると、さらにしんどい。

社会保険にはある「傷病手当金」という制度。
病気やケガで働けなくなったとき、
給与のおよそ3分の2が通算1年6か月まで支給されます。

出産で仕事を休んだときは「出産手当金」も。

市区町村の国民健康保険には、どちらも原則ありません。
保険料は高くなるのに、いざというときのサポートは薄い。

独立するとはそういうことだ、と思い知りました。

保険料を抑えるための対策案

ただ、できることはいくつかありました!

ネットで調べ、SNSで検索しまくり
今はAIも活用できる時代なので、本当に助かりました。

結果、調べていくうちに、保険料を抑える方法が✨

対策① まず任意継続を検討する

退職後、最長2年間は、前の会社の健康保険を続けられます。
ただし、退職日までに2か月以上続けて加入していたこと、退職日の翌日から20日以内に申請することが条件です。(参照:協会けんぽ/任意継続。健康保険組合の方は、加入している組合にご確認ください)

扶養に入っている家族の保険料はかかりません。
家族が多いほど、国保との差が大きくなります。

ただし、会社が払っていた半分はなくなり、保険料は全額自分持ちになります。

退職直後の国保は、会社員時代の所得で計算されます。
任意継続のほうが安くなることもあるので、両方の金額を比べて、安い方を選ぶのが賢い選択です。

対策② 経費をもれなく計上して、所得を下げる

国民健康保険料は「所得」をもとに計算されます。

経費として計上できるものを正しく把握すれば
所得が減り、保険料を抑えられる場合があります。

ただし、仕事に関係のない支出は経費にできません。
スマホや車など、仕事と家で共用しているものは、仕事で使った割合だけが経費です。

対策③ 青色申告をする

青色申告をすると、条件を満たせば最大65万円の控除が受けられます(2026年分まで。e-Taxでの申告などが条件で、紙で出すと55万円)。

2027年分からは、e-Taxで出せば65万円、帳簿も電子で保存すれば最大75万円、紙で出すと10万円に下がります。(参照:財務省/令和8年度税制改正の大綱)

これも所得を下げることにつながります。

手続きは少し面倒だけど、やらない理由がありませんでした。

《個人事業主の会計ソフト|やよいの青色申告 オンラインを2年半使った本音レビュー》

控除で気をつけたい点
  • iDeCoや小規模企業共済、ふるさと納税、医療費控除などは、所得税や住民税は下げても、国民健康保険料の計算には使われません
  • 国保料が下がるのは、経費や青色申告の控除で「所得」そのものが減ったときです

(参照:新宿区/保険料所得割額算定方法について)

対策④ 青色専従者給与を活用

家族に仕事を手伝ってもらっている場合、給与として経費に計上できる制度です。

所得の分散になるため、保険料を抑えられる場合があります。

ただし、給与を受け取った家族は、配偶者控除や扶養控除の対象から外れます。
給与の額によっては、家族の側に所得税や住民税がかかることもあります。
事前の届出が必要で、給与の額は仕事の内容に見合っていることが条件です。(参照:国税庁/No.2075 青色事業専従者給与と事業専従者控除)

対策⑤ 組合への加入を検討する

業種によって、組合に入れる場合があります。

収入によっては、国保より安くなります。

今のわが家は、収入がまだ中途半端
しかも不安定という二重の壁がありました。

国保か?組合か?の狭間の収入だったので

今年は見送りました

収入が安定してきたタイミングで改めて検討予定。

対策⑥ マイクロ法人を検討する

個人事業とは別に小さな法人を作り
その会社で社会保険に加入するという方法です。

うまくやれば保険料を大幅に抑えられる可能性があります!

ただ、こちらは稼いでいる人の手段かな、と思いました。

法人設立のコストや手間を回収できる見通しが立ちません。
廃業するのも一苦労だそうですし。

理想的ですが、今のわが家にはハードルが高い…

脱サラ後の健康保険攻略法の図解 ※イラストはAI(NotebookLM)で作成しています

まとめ

支払関係は、通知が届くたびに、少し憂鬱になります。

でも知らないまま払い続けてたら、もっと高額支払いだったはず。

今の時代は幸いにも
探せば情報を提供してくれる方がたくさん見つかります。

忙しい中で、検索するのも手続きするのは
とっっっても億劫ですが
知らずに損するのは避けたい。
しっかり対策していくことは重要だと感じました。

独立は丸腰ではやっていけません。
学びつづけて、それを発信していきたいと思います。

ねこさんアイコン(笑顔)
知っているかどうかで払う額が変わる。調べた自分をほめたい!

以下対策まとめ

※注意・免責※

この記事は個人の体験と調査をもとに書いています。

正確な情報の掲載に努めていますが、内容の正確性・最新性を保証するものではありません。制度や料金は変わることがあるため、お手続きの前に公式サイトや窓口で最新の情報をご確認ください。

内容は執筆時点(2026年10月更新)のものです。対策の内容は個人の状況によって異なります。

国民健康保険料の計算方法・料率・軽減の制度は、市区町村によって異なります。国保組合の加入条件や保険料は、組合ごとに異なります。

2027年分からの青色申告特別控除の金額は、令和8年度税制改正の大綱をもとにしています。

詳細は税理士や社会保険労務士などの専門家にご相談ください。

執筆:ねこさん