個人事業主(一人親方)が綴る、ねこ丸ブログへようこそ。
脱サラ家庭の内部事情を、夫婦で執筆しております。
自家用車を事業でも使っている個人事業主の方に、ひとつ質問です。
自動車保険の「使用目的」、今どうなっていますか。
私は家の車を、事業と兼用することにしたので、開業したとき、保険を見直しました。
ネット保険だったので、選択に迷いつつも、コールセンターには確認せず、ネットで調べて自分で判断し選びました。
それが今の働き方と合っていないと気づいたのは、2年ほど経ってから…。
気づいたきっかけは、保険料を見直そうと思い開いた「一括見積もりサイト」でした。
同じように車を仕事で使っている方に、確認のきっかけになればと思って書いています。
きっかけは「もう少し安くなれば」でした
開業して2年。
保険の更新が近づいていました。
「またぼちぼち支払いの時期か〜」
私は仕事で常に車を使います。
2025年の年間走行距離は、21,153km。
プライベートも含めた数字ですが、ほとんどが仕事です。
保険料もなかなか痛い。
乗り換えたほうが新規割引で安くなるかもと思い、初めて一括見積もりサイトを開きました。
めんどくさい見積もり入力
情報入力、やたら細かいですよね。
聞き慣れない言葉もありますし。
必要なことなのでしょうけど、あの作業で心折れそうでした。
「もう今のままソニー損保継続でいいや…」となりそうでしたが、後ろで妻がにらんでいます。
車の型式なんだっけ?
→車検証取りに車へ
年間の走行距離?
→運転日報から電卓で計算
車両所有者は私…
契約者も私…
記名被保険者?
→なにそれ?
主に運転する人?契約者と何が違うの?
普段通りの更新なら、
「前と同じでいいですか」スタイルなので、
ささっと確認して終わりです。
内容を気にとめることもなく、すぐに終わります。
使用目的でつまずく
「この車を、何に使っていますか」
その質問のとき、手が止まりました。
選択肢が並んでいます。
日常・レジャー
通勤・通学
業務
指が迷いました。
「そういえば…。開業したときも、この選択肢で迷ったような…。」
現場を車で回ることになるからと、業務用にするか迷った記憶。
「で結局どっち選んだんだっけ?」
「現場に通うのは通勤だろう」
考えた末に、私は当時こう結論を出しました。
現場に行く。
仕事をする。
帰る。
行き先が毎日変わるだけで、やっていることは会社員時代と同じではないか。
「業務用」というと、営業車とか、配送のトラックとか、そういう本格的な使い方を指すのだろう、と勝手に判断。
自分はそこまでではない。
こうして私は、少し違和感を覚えつつも、「家庭用(通勤用)」のまま契約を続けました。
適当に決めたわけではありません。
考えて、納得して、選びました。
そのつもりでした…。
めんどうな追加手続き
私が入っていたのはソニー損保。
CMでお馴染みの「保険料は走る分だけ」の保険です。
開業当時は全く使用距離の予測が立たなかったので、ピッタリだと思いました。
契約のときに「年間これくらい走ります」と申告して、超えそうになったら連絡する。
私の場合は、そのたびに差額を払っていました。
2年間、超えそう→連絡→超えそう→連絡を何度もやりました。
年に、何度も…。
最後は、いちばん上の「無制限」に到達。
毎度毎度、電話するのは、手間でした。
距離を超えないように注意を払うのもストレスでした。
でも万が一のためと、手続きは怠れません。
2年後、同じ質問の前で
そして今回の一括見積もり。
「この車を、何に使っていますか」
指が止まったまま、しばらく動きませんでした。
2年前と、同じ質問です。
違うのは、あのときのように選べなかったこと。
なぜ迷ったのか。
走る距離が明らかに増えていたからです。
距離が足りなくなるたびに電話をかけていた事実が、頭に浮かびました。
年に何度も追加していたのは、それだけ走っているからです。
そんなに走っているのは、車が仕事の道具になっているから。
2年前に「通勤だろう」とおさめた違和感が、そこで戻ってきました。
わからないことは聞く
ネットで改めて調べていると、情報はたくさん出てきます。
ですが、自分のケースにピッタリ一致するものはありません。
調べれば調べるほど、どんどん混乱する始末。
そんな私を見かねて妻が登場。
「考えてもわからないから、もう電話で聞こうよ。」
ようやく加入している保険会社に電話。
現場に車で行くこと、週5日以上運転していることを話すと、返事は即答でした。
📞「業務使用に該当します」
🙀「あっさりー!!!!」
即、使用区分を変更しました。
しかもこのとき、思わぬ発見が。
業務で使う場合は、走行距離による保険料の区分が適用されないそうです。
あの「超えそう→連絡」が、まるごと必要なくなりました。
もっと早くに、この電話を一本かけていればよかっただけの話でしたね…。
しかも当然のことですが、申告した内容と実際が違うと、いざという時保険が下りない可能性が。
万が一のときに、保険がでないなんてことあったら、何のための保険かわかりません。
私は、ことの重大性を見誤っていました。
開業当初、違和感を覚えつつも放置した私。
「事故は私には関係ないもの」と思う心が根底にあり、「まぁ大丈夫だろう」となったのだと思います。
労災保険の特別加入のときと、同じ「他人事」ですね。
私の使用目的は、いつからズレたのか
電話を切ってから、調べ直しました。
分かったことを整理して書きます。
まず、通勤・通学の判断基準は、保険会社によって異なります。
私の場合は、毎日決まった勤務先へ通うのではなく、日によって違う会社、違う現場へ回りながら仕事をしていました。
だから「業務使用」だと言われたわけです。
ただし、個人事業主なら全員が業務用というわけでもありません。
ここが分かりにくいところ。
判断されるのは肩書きだけではなく、実際の車の使い方です。
同じ個人事業主でも、たとえばこう分かれます。
- 自宅兼事務所で、たまにしか車で出ない方
- 決まった常駐現場に、毎日同じルートで通う方
- 現場を毎日転々と移動する方
真ん中の方は、保険会社の基準によっては通勤として扱われることもあります。
ここまで書いて、自分のことに気づきました。
開業したばかりの数カ月、私は決まった一か所の取引先へ毎日通っていました。
つまり使い方「2」です。
そのあと本格的に仕事が動きだして、行き先が毎回同じでなくなりました。
「3」に変わったわけです。
当時の私は、行き先が変わってからも「現場に通っているんだから通勤だ」と思っていました。
2から3に変わっていたことは、あとから振り返って分かったことです。
そのときは、使い方が変わった自覚すらありませんでした。
しかも自分で調べても、どこに当てはまるのかは分からないまま。
はっきりしたのは、電話で聞いたときでした。
変わったことを伝えなかったのが問題、というより──
変わったかどうかを、自分で判断しようとしたこと。
それが、そもそもの間違いだったのだと思います。
そもそも私は、なぜ使用目的を聞かれるのか、その意図を理解していませんでした。
仕事で使う人は走る距離が長く、事故に遭う可能性も上がる。
だから保険料が変わる、という仕組み。
意味を知らないまま、「業務用は自分には大げさだ」という基準で選んでいたわけです。
ヒヤリとした日のこと
コールセンターへの確認電話のあと、落ち着かない気持ちが残りました。
「この2年間、事故起こしてたら大ごとだった…」
いつだったか…
前の車の急ブレーキで、突っ込みそうになったことがありました。
自転車と正面からぶつかりそうになったこともあります。
突然飛び出してくる学生もいました。
合流であわや接触という場面も。
バックで人と接触しそうになったことも。
どれも何も起きていません。
傷ひとつありません。
ただ、数秒、動けませんでした。
事故にならなかったので、この日まで忘れていたのです。
そのとき私の保険は、家庭用(通勤用)のまま。
考えただけで、こわくなります。
申告が間違っていると、どうなるのか
気になる方が多いと思うので、調べた範囲で書いておきます。
使用目的は、契約時に保険会社へ申告する重要な事項のひとつです。
そして契約の途中で車の使い方が変わった場合には、保険会社への連絡が必要になることがあります。
各社の説明を読むと、伝えないままだった場合について、おおむね次のように書かれていました。
- 保険金が支払われない場合がある
- 契約が解除されることがある
- あとから判明した場合、差額の精算を求められることがある
でここが意外なんですが、「必ず支払われない」とは限りません。
実際の判断は、事故の内容や契約の状況、申告のずれ方によって変わるからです。
ただ、私が怖かったのはむしろそこでした。
事故が起きたあとに「支払われるかどうか分からない」状態で待つ。
その時間を想像したとき、確認しないという選択肢はなくなりました。
保険は毎年見直すことにしました
今回、私は結局ソニー損保のままです。
乗り換えていません。
見積もりの結果、継続がベストでした。
それでも、一括見積もりを試した意味はありました。
ゼロから入力し直したことで、自分の契約が今の使い方と合っていないことに気づけたからです。
我が家でも、自動車保険の更新のたびに、まったく話していなかったわけではありません。
ちゃんと無制限になっているか。それと、金額がいくらか。
そこは確認します。
あとは車両保険を付けるか外すかが、少し話題になるくらい。
「これでいいよねー」
「いいよー」
それで終わっていました。
つまり見ていたのは、値段と補償だけ。
「使用目的」のような申告の中身は、一度も見ていませんでした。
この2年間で変わったのは保険ではなく、私の働き方でした。
仕事の内容が変わった。
現場の回り方が変わった。
走る距離も増えた。
それなのに、保険だけは2年前のまま。
今回のことで、はっきり分かったことが2つあります。
保険は「一度決めたら終わり」ではない。
そして、わからないことはすぐ聞く。
なので私は、これから年に一度契約内容を確認します。
今の自分の使い方と、今の契約が合っているかを確認するためです。
その結果、もっといい保険が見つかるかも知れないし、安くなるかもですし。
おすすめ一括サイト・どれか迷うあなたへ
一括見積もりは、個人情報がばらまかれる気がして、これまで使ったことがありませんでした。
でも、時間が浮くのと相場が分かるので、メリットのほうが大きいと判断しました。
さて、人生はじめてつかう一括見積もりサイト。
まずどのサイトを利用するかで相当迷いました(笑)
私が候補に挙げたのは、この3つです。
| サイト | 比較できる会社 | 口コミの見せ方 |
|---|---|---|
| 価格.com | 8社 | 保険会社ごとに、利用者が書き込むクチコミのページがある(アンケートによる満足度ランキングも公開) |
| 保険スクエアbang! | 最大16社 | 運営会社の満足度調査をもとにしたランキング(保険料・事故対応・サービス) |
| インズウェブ | 最大20社 | 利用者アンケート(1,774名の回答)を公開 |
※2026年8月時点で各社が公表している内容です。内容は変わることがあります。
※価格.comは「○社」という表記が見当たらなかったため、サイトに掲載されている保険会社のロゴを数えました。
どこも口コミは公開しています。
ただ、集め方に違いがあるそうです。
bang!とインズウェブは、運営会社が実施したアンケートの集計が中心。
価格.comには、それに加えて保険会社ごとに利用者が書き込むページがありました。
私が優先したのは、リアルな口コミの多さでした。
書いた人の言葉がそのまま並んでいるほうが、正直信用できると思ったからです。
社数は多いほうがいいと、最初は思いました。
比較できる会社が多いほど、安いところに当たる可能性は上がります。
ただ、届く見積もりが増えれば、そのぶん連絡も増えます。
読む数も、見比べる数も増える。
そこまで考えると、選択肢が広すぎるのも疲れるな、と。
それで価格.comにしました。
「徹底的に比較して安くなる可能性をあげたい」と考えるなら、比較できる会社が多いサイトのほうが向いていると思います。
来年は時間に余裕があれば、そちらも試してみるつもりです。
営業メール対策
とはいえやはり気になるのは、そのあとの営業でしょうか。
私の場合、電話はゼロ。
メールが届いたのは、5社からでした。
見積もりの結果が書かれていて、そのまま案内も入っている。
そんな内容です。
「最大○社」と書いてあっても、実際に届く数は条件によって変わります。
私に届いたのは、この5社分。
見比べるにはちょうどいい数でした。
そしてこの5通のあとは、一通も来ていません。
どれくらい連絡が来るかは、選んだサイトや入力した内容によって変わると思います。
それでも気になる方は、配信停止もすぐできます。
そもそも見積もり用のメールアドレスを別に作っておくのも手です。
Gmailなら数分で完了。
一括見積もりは、経費が浮くかもしれないし、よりよい保険が見つかる可能性もある。
なにより今回の私のように、申告のずれに気づくきっかけになります。
もし今、車を仕事に使っていて、しばらく契約を見ていないなら。
乗り換えるつもりがなくても、一度入力してみる価値はあると思います。
一括見積もりのページは、それぞれこちらです。
👉 価格.com
👉 保険スクエアbang!
👉 インズウェブ → 無料の自動車保険一括見積もりサービス![]()
他にも知らないことが出てきた
今回、使用目的を正しく変更することができました。
ただ、自動車保険について調べていく中で、別の疑問が浮上。
「運転者限定」や「他車運転特約」といった言葉。
そして「人の車を運転したときは、どうなるのか?」という疑問です。
仕事で、遠距離移動のとき運転を交代したり、ちょっとそこまで動かしといて、なんてこと。
こんな場面、現場ではあるあるですよね。
でも実は、ここに大きなリスクが潜んでました…。
私の「知らなかったびっくり」を、別の記事にまとめました。↓↓↓
《他車運転特約は仕事中も使える?対象外の条件を一人親方が調べた》
※注意・免責※
本記事は筆者個人の体験と、2026年8月時点で確認できる各保険会社の公開情報にもとづくものです。
記事内で触れた保険会社・比較サイトの名称は、筆者が実際に利用・確認したものです。特定の会社を推奨したり、批判したりする意図はありません。
保険の適用可否や支払いの判断は、契約内容・約款・事故の状況によって異なります。使用目的の区分や判断基準も保険会社によって異なります。
制度や商品内容は改定される場合があります。ご自身の契約については、必ず加入されている保険会社にご確認ください。


