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№43 独立開業

屋号付き口座はどこの銀行で作る?楽天・PayPay・GMOあおぞらを個人事業主が比較

屋号付き口座はどこの銀行で作る?楽天・PayPay・GMOあおぞらを個人事業主が比較

個人事業主(一人親方)が綴る、ねこ丸ブログへようこそ。
脱サラ家庭の内部事情を、夫婦で執筆しております。

脱サラして自営業のわが家。
夫の屋号付き口座は、楽天銀行の個人ビジネス口座です。

作ったのは、開業してすぐ。
夫が、ほかの銀行をひとつも調べずに決めました(笑)

あれから2年半ほど。

経理を引き受けている妻の私は、ずっとモヤっとしていました。
手数料のこと、引き落としができないこと、口座が2つになることに。

「もっとベストな口座があったのでは…」
そして今回、乗り換えも念頭に入れ、自分で調べ直してみました。

ねこさんアイコン(冷や汗)
口座を作る前のひと手間、
惜しんじゃダメね…

調べた結果、私の条件に合う銀行は、
楽天銀行・PayPay銀行・GMOあおぞらネット銀行の3つに絞られました。

今回、ほかの大手の銀行などと比べてみた結果、予想に反し、今使っている楽天銀行も候補に残り、私の長年のモヤモヤは晴れることに(笑)
(そもそもの原因である「屋号付き」という点は、すでにあきらめているので、目をつむります…)

屋号付き口座を作る前に知っておきたかった注意点は、こちらの記事にまとめています。↓↓↓
《屋号付き口座で後悔した3つのこと|作る前に知りたかったデメリット》

事業用口座を選ぶときの、わが家の条件

ではさっそく、わが家の条件を説明します。

条件を増やすほど、答えは人それぞれになります。
完全に個人の都合に合わせた条件なので、ご了承ください。

比べる条件に、金利は入れていません。
今のようにぐんぐん金利が上がっていく時は、頻繁に変わるからです。

手数料も、たまに上下します。
それでも、金利ほど頻繁に変わるという感じではないので、日常的に発生する手数料は、比べる条件にしました。

この条件で残ったのが、楽天銀行・PayPay銀行・GMOあおぞらネット銀行でした。

屋号を入れるなら、口座は2つになる場合がある

比べる前に、ひとつ気づいた点もあります。

屋号付き口座は、何でも引き落とせるわけではありません。

たとえば税金。
所得税や消費税の振替納税(口座からの引き落とし)では、屋号付きの口座は原則として使えません。
くわしくは、屋号付き口座のデメリットの記事に書いています。

カードや公共料金も、名義が違うと判断され、引き落としの登録ができない可能性があります。

(こちらから振込む支払いなら、屋号付き口座からでも困ることは少ないのかな?)

なので、屋号付き口座は、取引先から振り込んでもらう入金用。引き落としは別の口座。
作る前から、そうなる可能性があることを、予め知っておくのは大事だと思います。

仮に、支払いをすべて1つのクレジットカードにまとめられるなら、口座も1本にまとめられていいんですけどね。
でも、わが家は地方住まいだからなのか、まだカードに対応していないところや、地元の銀行を指定されるところが多々あります。
今後の改善に期待しています。

つまり、事業用として、屋号付き口座と屋号のない口座の2つが必要になってくるかもしれません。
そうなると大事なのが、2つの口座を同じ銀行に置くことです。

同じ銀行どうしなら、資金移動の振込手数料がかからない銀行があるんです。

わが家は、この手数料で、ずっと地味に損をしてきました。
屋号付き口座から、別の口座へ。
移すたびに、振込手数料がかかっていました。

1回は小さな額です。
年間にしても、微々たるものです。
でも、手数料という数字を見るたびに、なんだかもやっとなります。

また、支払い用の残高が減るたびに、夫に資金移動をお願いして。
そしてそのたびに、私の仕訳がひとつ増えました。

その地味に続く不便さは、こちらに書いています。↓↓↓
《楽天カードの引き落としに屋号付き口座は使える?ネットではじかれ書面で通った話》

本当は、口座は1つがいちばんシンプル。
でも屋号を入れる以上、このような理由で、2つ持ちになる可能性もあります。
ご自身の場合どうなるのか、事前に調べてみてください。

ねこさんアイコン(呆れ顔)
屋号を入れなければ、悩まずに済むんだけど…
夫の希望なので致し方あるまい

どこのクレジットカードなら屋号付き口座から引き落とせるかは、別の記事にまとめています。↓↓↓
《屋号付き口座から引き落とせる?クレジットカード7枚を比較|個人事業主の独立・開業準備》

楽天銀行・PayPay銀行・GMOあおぞらネット銀行を比較

3つの銀行の、個人事業主向けの口座を表にしました。

楽天銀行・PayPay銀行・GMOあおぞらネット銀行の個人事業主向け口座の比較。手数料ならGMOあおぞらネット銀行、始めやすさならPayPay銀行

※2026年10月に各社の公式サイトで確認した内容です(税込)。ATM手数料は提携先によって異なります。会計ソフトは、弥生・freee・マネーフォワード クラウドです。

私の条件に当てはめると、こうなりました。

わが家の条件で3つの銀行を判定。3行ともに○が4つ。楽天銀行は振込手数料、PayPay銀行は維持費、GMOあおぞらネット銀行は申し込みやすさが△

※公式の情報をもとにした、私の条件での判定です。

私が気になった違いは、3つです。

1つめは、名義の入れ方。
PayPay銀行は、屋号が「必須」です。
楽天銀行とGMOあおぞらネット銀行は、屋号を入れない名義も選べます。

2つめは、同じ銀行あての振込。
2つの口座でいくなら、ここが気になる点。
PayPay銀行とGMOあおぞらネット銀行は無料、楽天銀行は52円。

3つめは、表には入れていませんが、個人の口座との関係です。
楽天銀行は、個人口座を事業に使うことを規定で禁止しています。
PayPay銀行とGMOあおぞらネット銀行は、規定に明記を見つけられませんでした。

個人の口座にある特典が、事業用の口座では対象外になることもあります。
楽天銀行のポイント特典や、PayPay銀行の一部の預金サービスがそうでした。
どちらも、作る前に各銀行に確かめてください。

そのほかの違いも、少しだけ。
ATMは、まとめて下ろすならPayPay銀行、少額をこまめに下ろすなら毎回110円のGMOあおぞらネット銀行が有利です。
会計ソフトは、3行とも弥生・freee・マネーフォワードと連携できると、銀行か会計ソフトの公式で案内されていました。

楽天銀行

向いている人
  • 楽天カードや楽天市場など、楽天でそろえてすっきりさせたい人
  • 屋号を入れるか、まだ迷っている人(あとから名義の変更も申請できます)
  • 口座番号を知らない相手に振り込むことがある人(メールアドレスと名前だけで振り込める「かんたん振込(メルマネ)」がある)
注意点
  • 同じ楽天銀行あての振込にも、52円かかる
  • 個人口座を事業に使うことは、規定で利用できないとの記載がある
  • 申し込みの前に、楽天銀行の普通の個人口座を作る必要がある
  • ATMの利用料が、ほかの2行より高い

メルマネは、楽天銀行独自のサービスと案内されています。
比べた3つの中で、この仕組みがあるのは楽天銀行だけでした。

メールで振込ができるなんて画期的な方法に、すごい時代だなと、おどろかされました。
もっと社会に普及したら、今後は振込の緊張から解放されるようになるのかな…?と期待してます。

PayPay銀行

向いている人
  • 開業したばかりの人(開業届などが1つあれば申し込める)
  • 同じ銀行あての振込も無料にして、手数料を抑えたい人
  • PayPayカードやPayPayアプリなど、PayPayでそろえてすっきりさせたい人
  • ATMで、ある程度まとめて下ろす人
注意点
  • 屋号がないと作れない(本名を屋号にすることもできない)
  • 2年以上使わないと、年1,320円の管理手数料がかかる
  • 他行あての振込は、GMOあおぞらネット銀行より45円高い

ATMは、3万円以上なら何度でも無料です。
小さな額をちょこちょこ下ろすと、2回目から手数料がかかります。

GMOあおぞらネット銀行

向いている人
  • ほかの銀行への振込が多い人
  • 同じ銀行あての振込も無料にして、手数料を抑えたい人
  • 屋号を外すかもしれない人
注意点
  • ATMは、使うたびに110円かかる
  • 申し込みのとき、事業内容が分かる書類が必要

必要な書類は、かなり細かく決められていました。
ホームページなら運営実績が3か月以上、請求書なら入金が分かる書類もセット、などです。

開業したばかりだと、出せる書類がなくて困るかもしれません。
事業計画書でも申し込めますが、売上の見込みまで詳しく書く必要があります。
慣れていないと、簡単ではないと思います。

私が今から開業するなら、どの銀行?

手数料なら、GMOあおぞらネット銀行。
始めやすさなら、PayPay銀行。
メールアドレスで振り込める便利な機能や、口座数が多い安心感なら、楽天銀行。

どれにも、よいところと気になるところがあります。

ねこさんアイコン(考え中)
結局、何を一番にするか決めないと選べない…

わが家は開業して3期目なので、どの銀行の書類もそろいます。
でも、もし今から開業するなら、PayPay銀行を選ぶかな…。
開業届などが1つあれば申し込めて、同じ銀行あての振込も無料だからです。

GMOあおぞらネット銀行は、手数料がとても魅力的。
でも、開業届だけでは申し込めず、事業の中身がわかる書類も必要です。
開業したばかりだと、ほかの2行より口座を作りにくいことがありそうです。

それでも、大手の銀行には、屋号付き口座を店頭でしか受け付けていないところもあります。
公式の必要書類や口コミを見るかぎり、ネットで申し込めるGMOあおぞらネット銀行は、大手よりはハードルが低そうだったので、候補にしました。

ただ、どの銀行も口座開設には審査があり、必ず作れるとは限りません。

申請時に慌てることを考えると、開業のときは始めやすさを優先したいです。

なお、PayPay銀行とGMOあおぞらネット銀行は、私は使ったことがありません。
公式の情報や利用者の口コミなどを元に比べた、今の判断です。

何を一番にするかは、人によって違います。
だから、作る前に自分の条件を決めてほしいです。

それでも、わが家は楽天銀行のままでいく

冒頭でも書きましたが、調べた結果、今は楽天銀行の個人ビジネス口座に納得しています。

手数料は、比べた3行の中では楽天銀行が一番かかります。
でも、私が見た範囲では、大手銀行の事業用ネットバンキングと比べて、特別高いわけではありません。
必要経費として見れば、微々たるものです。

楽天カードの引き落としも、最近手続きをして、屋号付き口座から落ちるようになったばかり。
不便が、ひとつなくなりました。

もし今から口座を変えると、やることがこれだけあります。

口座を変えるとやること
  1. 新しい口座の申し込みをする
  2. 取引先に、振込先の変更を知らせる
  3. 請求書の振込先を、すべて直す
  4. 引き落としを、全部登録し直す
  5. 会計ソフトの口座の設定も、やり直す
ねこさんアイコン(冷や汗)
これを全部やり直すと思うと…
腰が重い…

口座は、一度作ると動かしにくいものでした。
取引先が増えるほど、年数がたつほど、腰が重くなります。

まとめ|屋号付き口座は、作る前に選ぶ

屋号を入れるなら、口座が2つになる場合がある。
そして、2つを同じ銀行にそろえると、資金移動が気楽になります。

私の条件で候補に残ったのは、楽天銀行・PayPay銀行・GMOあおぞらネット銀行の3つ。
どれが合うかは、何を一番にするかで変わります。

わが家は、それを決める前に作ってしまいました。

あとから「しまった」と気づいても、変えるのは本当にめんどうです。
開業前の方は、早めに調べて決めることをおすすめします。

わが家の失敗が、誰かの役に立てばうれしいです。


※注意・免責※

この記事は、わが家の体験と、2026年9〜10月時点で各社の公式サイトに掲載されていた情報と、利用者の口コミなどをもとに書いています。口コミは個人の感想で、審査の基準などを示すものではありません。記事の中での選択は、わが家の条件での個人的な判断です。PayPay銀行とGMOあおぞらネット銀行は、筆者は利用したことがありません。

手数料・名義・必要書類などの条件は、変更される場合があります。口座開設には各社の審査があり、必ず開設できるとは限りません。個人口座を事業に使えるかどうかは、各銀行の規定によります。

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執筆:ねこさん