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独立・仕事

会社を辞める決意をくれた、あのパワハラ疑惑事件

訴えられそうになった

ある日、突然のパワハラ疑惑。

会社を辞めたいと思ったのは、日々の積み重なる人間関係の軋轢からです。

その中でも、辞める数年前に起きたパワハラ騒動が、決意の根底にありました。

あれ以来、決して消えない会社へのもやもや。

ずっと私の中で尾を引いて苦しめ続けました。

ここから書くことは、あくまで私から見た景色です。

相手には相手の言い分があるのかもしれません。

それでも、私が感じたことを、正直に残しておきたいと思います。

そんなある日、上司に呼び出され 〇〇さんが会社を辞めたいと言っている、と告げられる。

理由は、私のパワハラだと。

辞めるにあたって、訴えてやる、と。

相手は、入社して数カ月の、10近く年上の中途採用の方。

しばらくフリーズ。

正直、何のことかわかりませんでした。

怒鳴った記憶なし。

手ももちろん出したことなし。

普通に、仕事を教えていたつもり。

唯一思い当たるのは、頻繁に注意したこと。

年下の私に注意されることを快く思っていなかったのかもしれません。

もちろん本当の理由は本人にしかわかりません。

普段から、その人の態度は、あからさまに違っていました。

年上の先輩には、愛想よく。

年下の私には、冷たく。

その温度差を、私はずっと感じており、上司にも一度相談していました。

それでも、私の反論する余地はありませんでした。

当時の私には、状況確認をする前に、すでに有罪扱いされているように思えました。

あれよあれよという間に、会社で調査会設置。

実態は、「調査」とはまるで程遠い、上司の訊問。

「お前」「お前」と、威圧的に問い詰められる。

弁護士さん、他の方々はなにも思わないの?

この状況見ていてなにも言わないの?

パワハラを調査するための場で、パワハラさながらの言動連発。

何度も怒りと虚しさがこみ上げた。

あのときの状況の異常さ、皮肉さと滑稽さ、今思い出すと笑ってしまいます。

調査会の最後、わたしは一言述べる機会が与えられました。

「あの状況で、わたしはどうすればよかったのですか?みなさんでしたら彼にどう対応しましたか?」

誰一人、明確な回答はなかった。

うやむやな結末

相手の人は「いつか訴える」と言い残して辞めていき でもその後、訴えられることはありませんでした。

私に下された処分は、顧問弁護士からの口頭注意。

降格は免れました。

(ただ、全国の支店でわたしのこの事件は知れ渡ってしまいましたが…)

なぜ予想(うわさ)に反して処分が軽くなったのか。

上層部の決定までの経緯は聞く機会もなく、退職にいたりました。

時間が経った今、思うこと

一番つらかったこと。

パワハラを疑われたことよりも 公平に扱ってもらえなかったことです。

確認もされず。

ろくに話も聞かれず。

守ってくれる人は、誰もいません。

この一件で、会社への信頼はなくなり、不信感と絶望のみ。

あの日から、私の心は、静かに会社から離れていったのだと思います。

愚痴混じりに、長い昔話を書きました。

でも、今の私は、あの相手に感謝していますよ。

自分を省みるきっかけをくれた。

仕事も順調で、後輩もできて、上司からも頼られていました。

慢心していたのかもしれません。

自分でも気づかないうちに、人との距離感を誤っていたのかもしれません。

あの出来事は、本当に つらかった。

悔しかった。

泣いた。

でもやはりあの日があったから、今の私がいます。

仕事を辞めて、こうやって一人で働くという決意ができたわけですから。

今回のパワハラ経験で得た教訓はまた次回つづります!

ご覧いただきありがとうございました。

執筆:ねこ丸