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税・社会保険・資産形成

脱サラ後に届く6つの納付書|痛かった順に全部書く

脱サラ後に届く6つの納付書|痛かった順に全部書く

個人事業主(一人親方)が綴る、ねこ丸ブログへようこそ。
脱サラ家庭の内部事情を、夫婦で執筆しております。

先に、結論から言います。

会社を辞めると、6種類の支払いが待っています。
国民健康保険、国民年金、住民税、消費税、所得税、そして個人事業税。

会社員の頃は、ぜんぶ給料から天引きでした。
見たことのなかった納付書が、封筒で次々と届くようになります。

ねこさんアイコン(冷や汗)
ポストを開けるのが、
ちょっと怖い…

この記事では、夫が脱サラして3年目になる我が家に、
実際にやってくる支払いを「痛かった順」に全部書きます。

これから独立を考えている方の、心の準備になれば幸いです。

払うたびに心が削られる、あの感覚について前に書いた記事はこちらです。↓↓↓
社会保険料と税金、口座残高に痛恨の一撃

第1位:国民健康保険「高額」×「先が読めない」で最強💀

我が家で一番痛かったのは、国民健康保険です。

理由は2つあります。
金額そのものと、来年の金額が予測しづらいことです。

会社員の健康保険には、会社が半分払ってくれる「労使折半」があります。

最後の給料明細を見たときのことです。
保険料の天引き額が、いつもの倍になっていました。

「あれ、なんで2倍に…」

一瞬、頭が真っ白になりました。

調べてみると、会社の給与の締め日や支給日のタイミングによっては
最後の給料から「前月分」と「退職した月の分」の2か月分が
まとめて天引きされるケースがあるそうです。

会社によって異なるため、就業規則や給与明細で確認してください。
(余談ですが、「最後の給料は来月振り込まれる」と思い込んでいた私は、振り込まれなくてかなり焦りました💦)

この時点では、まだ会社が半分を負担してくれていました。

労使折半が本当に消えたのは、そのあと。
任意継続に切り替わった、最初の支払いのときです。

会社という「もう半分払ってくれる人」がいなくなり、
毎月の金額は、在職中に給料から引かれていた自己負担分の、およそ2倍になりました。

最後の給料も、任意継続の初回も
どちらも「2倍」に見えて、正直、混同していました。
でも中身は別物で、負担が増えるタイミングが2段階あった、というのが実際のところです。

国保には、その「会社の半分」がありません。
全額、自分で払います。

さらに、扶養という概念もありません。
家族の人数分が、そのまま上乗せされます。

そして保険料は、前年の所得をもとに計算されます。
つまり、退職1年目は「会社員最後の年の収入」で計算された保険料が来るということです。

我が家は1年目、前の会社の保険を引き継ぐ「任意継続」を選びました。
2年目に国保へ切り替えて、保険料を抑えられました。

この切り替えの体験と、保険料を抑える対策6つは、こちらの記事に詳しく書いています。↓↓↓
国民健康保険は攻撃力えぐい!個人事業主はじめて知った現実

第2位:住民税|退職の翌年に、ドカンと来る

退職を考えている方に、一番伝えたいのがこれです。

住民税は、前年の所得をもとに計算されます。
つまり、会社を辞めて収入が不安定になった年に、「会社員時代の収入」で計算された納付書が届くのです。

我が家の場合、タイミングが特に悪いものでした。

夫の退職前年、たまたま会社のボーナス支給のタイミングが変わりました。
そしてその年が、勤めていた中で一番の高収入になったのです。

その「一番良かった年」の所得をもとに、翌年の住民税が計算されます。
収入が不安定になったタイミングで、たまたま過去最高収入だった年の税金を払う。

「なんでよりによって、このタイミングで」

封筒を前に、しばらく声が出ませんでした。

ねこさんアイコン(泣き顔)
よりによって、
一番稼いだ年で計算なんて…!

そして、痛かったのは金額だけではありませんでした。

会社員の頃は、住民税は毎月の給料から天引きされていました。
存在すら、あまり意識していませんでした。

でも、退職した月からは違います。
その年の残りの分を、自分で振り込むことになったのです。

それまで見えないところで払われていたお金が、急に自分の財布から出ていく感覚。
これが、想像以上にこたえました。

退職を考えている方は、この時間差を必ず頭に入れて、
辞める前にお金を取り分けておくことを強くおすすめします。

第3位:国民年金|夫婦二人分、来ます

次に痛かったのが、国民年金です。

会社員の頃、私は夫の扶養に入っていました。
自分の年金を払っている感覚は、ありませんでした。

独立した今は、夫婦それぞれの年金を払います。
二人分です。

金額だけ見ると、厚生年金の頃より安くなりました。
でも、それは将来の保障が減った結果でした。

このあたりの勘違いの話は、こちらに書いています。↓↓↓
国民年金になって安くなったと思ったら、そうでもなかった件

ただ、年金にはひとつだけ救いがあります。
定額なので、予測できることです。

「先が読める支払い」は、家計を預かる側としては、まだ心の準備ができます。

前納すると割引になる制度もあり、我が家も利用しています。
まとまってごそっと口座から減るのは正直きついですが、割引分はやはり見逃せません。

クレジットカード払いも検討しましたが、見送りました。
一見お得に見えても、ポイント還元率が下がるうえ、手数料もかかると分かったからです。

第4位:消費税|「免税のはず」は、もう昔の話

「開業から2年間は消費税が免税」

調べると、そう書いてあることが多いと思います。

でも、うちのような建設業の場合、現実は違いました。

取引先は会社ばかり。
インボイスがないと、取引先の税負担が増えてしまいます。

周りを見渡しても、会社はもちろん、
個人でインボイスを持っていない人に、正直まだ出会ったことがありません。

「免税事業者のままでいる」という選択肢は、制度の上には残っていても、
現場の感覚としては、もうほぼ強制のようなものだと感じています。

夫もそう判断して、インボイス登録をし、課税事業者になりました。

納税には「二割特例」という負担軽減の制度を使っています。
売上で預かった消費税の2割を納める、シンプルな仕組みです。

ただし、この二割特例は2026年分の申告で終了します。
2027年分からは、個人事業主限定の「3割特例」に切り替わる予定です。

2割から3割。
同じ売上でも、納税額は1.5倍になる計算です。

来年以降に独立を考えている方は、
消費税の負担が今より重くなる前提で、資金計画を立ててください。

第5位:所得税|天引きされない、ということ

所得税は、確定申告で自分で計算して払います。
会社員の頃と違って、誰も先に引いてくれません。

売上が入金された瞬間は、全額が自分のお金に見えます。
でも、その中には「来年払う税金」が含まれています。

ここを混同すると、申告時期に青ざめることになります。

我が家は青色申告にして、控除を受けています。
手続きは少し面倒ですが、やらない理由がありませんでした。

経費、青色申告控除、所得控除。
使える制度は全部使う。

それが、個人事業主の所得税との向き合い方だと思っています。

ちなみに、ひとつだけ想定外のラッキーがありました。

独立後、ある仕事を「委託」ではなく「雇用」という形で受けたことがあったのです。
その分の収入には、給与所得控除が使えました。

経費を積み上げなくても、最初から控除される。

「あ、ここは0課税でいけるんや」

事業所得と給与所得、両方の性質を持つ働き方も、意外と身近にあるのかもしれません。

第6位:個人事業税|3年目にして、初登場

そして今年、初めて届くと思われるのが個人事業税です。

個人事業税には「事業主控除290万円」があります。
所得が290万円を超えなければ、かかりません。

つまり、この通知書が届くということは。
夫の事業の利益が、そこを超えたということです。

シミュレーションしてみたら、数万円。
正直、痛いです。

でも私は、これを「利益の証明書」だと思うことにしました。
(…自分に言い聞かせてます!)

ちなみに個人事業税は、所得税や住民税と違って、経費(租税公課)にできます。
帳簿をつけている方は、忘れずに。

一番のストレスは、金額はもちろんですが「予測できない」こと

6つの支払いを書いてきました。

金額もストレス

自分の手で支払うのもストレス

長々と書かれた封書に目を通すのもストレス

計算するのもストレス

でも、3年目の今、私が一番ストレスに感じているのは
来年の金額が、明確に読めないことです。

国保は所得と連動します。

利益が増えるのは、もちろん嬉しい。
でも同時に、来年の保険料が跳ね上がる。

素直に喜べない、複雑な心境です。

対策として、マイクロ法人も調べました。
でも、法人住民税の均等割が、赤字でも毎年かかります。

うちの収入規模では、逆に負担が増えると判断して、見送りました。

今検討しているのは、建設業の国保組合です。
保険料が所得と連動しない定額制なので、「読めないストレス」の解になるかもしれません。

このあたりは、結論が出たらまた記事にします。

まとめ|脱サラ後の支払い早見表

脱サラ後の支払い早見表(国民健康保険・国民年金・住民税・消費税・所得税・個人事業税の、いつ来るかと特徴の一覧)

会社員の頃は、社会保険料や税金の多くが給与から天引きされていました。

しかし、個人事業主になると、それぞれの支払いを自分で管理しなければなりません。

特に注意したいのは、前年所得をもとに計算される支払いにはタイムラグがあることです。
当初、仕組みに関して、まったくの無知だったため、
納付書がくる度に「今月収入少ないのに、こんなに…」とダメージ受けてました。

支払いの時期と仕組みを理解して以降、
慌てないよう日頃から意識してお金の管理をするようになりました。

自動で反映される家計簿アプリを使うようになってからは
家計も事業資金も、まとめて管理できるようになり、とっても助かっています。
もし同じように不安な方は参考にしてみてください。↓↓↓
「早く使えばよかった」個人事業主におすすめの家計簿アプリ

支払いの通知は、来るたびに気が重くなるもの。

「読めなかった金額」が確定すると、「読めない」というストレスは消滅しますが

次の瞬間、「金額」のストレスが襲ってきます…

それでも、「何の支払いがあって、どの時期に来るのか」が分かっているだけで、だいぶ焦ることは少なくなりました。

この記事が、これから脱サラや独立を考えている方の心の準備に少しでも役立てばうれしいです。

ねこさんアイコン(笑顔)
いつ何が来るか分かってれば、
怖さは半分!

※注意・免責※

この記事は個人の体験と調査をもとに書いています。情報の正確性を保証するものではありません。

税制は変更される場合があります。内容は執筆時点(2026年7月)のものです。

具体的な判断は、税務署や税理士など専門家にご相談ください。

執筆:ねこさん