個人事業主(一人親方)が綴る、ねこ丸ブログへようこそ。
脱サラ家庭の内部事情を、夫婦で執筆しております。
「個人事業主の家計と事業の管理は分けるべき」
開業時、その忠告に従い、混ざらないよう、きれいに分けようと決めました。
口座も、カードも、お財布も…
そしてもちろん「ポイント」も。
事業で貯まったポイントは、使い方によっては事業の収入として扱われるので、区別しておきたいところです。
しかし、一つ見落としていたことが…。
自営業ならではの、地味だけど大事な話です。
事業用は口座もカードも楽天
もともと私たちは楽天銀行と楽天カードを使用していました。
主に夫のお小遣い用としてです。
で、開業することになったとき、屋号付き口座も楽天にすぐ決めました。
理由はとくになし。
検索してすぐでてきたからだったと記憶してます。
そして、プライベートで使っていた楽天カードを、事業用に回すことに。
楽天カードは二枚作れるらしいし、プライベート用にもう1枚つくればよくない?
カード分ければ混ざらないから。
引落口座も分けれるみたい。
楽天カードは比較的作るハードルが低いうえに、ポイントざくざくです。
これはもう、つくるっきゃない。
利害が一致し、すぐさま申請しました。
そんな感じに安易に考え、ろくに調べもせずに作成した私たちふたり。
ところが、そこには見落としていた穴が…。
今回一番言いたい落とし穴は、 カードを分けても、ポイントはまとまってしまうということです。
2枚目のポイントは別々にできる?
事業を始めると、何かと買い物が増えます。
そんなある日の経理処理の時、私はふとポイントの明細を開きました。
ポイントは獲得時には経理処理がないので、普段は確認などしません。
そこで、ようやく気付く。
カードを2枚にしても、ポイントは1つの楽天ポイント口座に合算されてるやん…。
これまた今考えると、アカウントが同一なんだから当然、とわかりますが、当時は全く頭に浮かばず💦
明細は分けられる。
でも、貯まる先は同じでした…。
楽天の公式サイトでは、これが2枚目のメリットとして紹介されています。
会社員なら、うれしい話かもしれません。
でも事業とプライベートを分けたい私たちにとっては、いちばん困るところでした…。
しかも、使える金額の枠も2枚で共通とのこと。
事業の支払いで枠を使えば、プライベート用のカードで使える額も減ります。
そのカードは結局、すぐに使わなくなり、数カ月保有していましたが、最終的に解約することに…。
混ざったポイントは整理できる?
なぜ、そこまでポイントを気にしたのか。
事業の支払いで貯まったポイントを、私的な買い物に使う。
この場合は、事業の収入として申告すべきという考え方が多いようです。
(開業したばかりのころは私的に使ったこともあり、そのぶんは事業主貸/雑収入で仕訳しました。今は事業でしか使っていません)
逆に、私的に貯めたポイントを事業の買い物に使う場合は、プライベートのお金で払ったのと同じように「事業主借」で処理する方法がよく紹介されています。
このやり方だと、売上に入れずに済むので、わが家はこの方法にしています。
だからこそ、ポイントが合算されるのはちょっと損な気がして、分けたいと考えました。
合算されると、どれが私的なポイントか見分けがつかず、事業のぶんとして扱うしかなくなります。
雑収入にすれば、青色申告の売上の欄の数字も増えます。
わが家の損害賠償の保険は、この売上の数字で保険料が決まるので、保険料にまで響いてきます。
また、国税庁の資料では、事業の買い物にポイントを使ったとき、ポイントを使った後の金額だけを経費にする処理や、使う前の金額を経費にしてポイント分を雑収入に入れる処理が示されています。
ポイントの扱いに関しては、税理士さんによっても見解が分かれるところですので、ご自身でご確認ください。
ひとつのポイント口座に、事業のぶんと私的なぶんが入り混じる。
それだけでも、使うたびに「これはどっちのポイント?」と考えなくてはいけません。
さらに楽天には、ポイントアップのキャンペーンや増量、いろいろなありがたい特典があります。
このポイントは、どっちの買い物でついたもの?
明細とにらめっこしても、もう意味不明でした。
細かく見ていけば、整理はできるのかもしれません。
でも、経理担当の私には、毎回追いかけるのは絶対無理!すぐあきらめました。
グレーなまま悩むより、最初からきれいに分けておきたい。
NISAで楽天証券を選ばなかった理由
それから、しばらくたったころ。
今度は、夫とともにNISAを始めることになりました。
NISAを始めた話は、こちらに書いています。↓↓↓
《お金が心配!お守りとしてNISAを始めてみた話》
証券会社は、慣れ親しんで一番身近な、楽天証券にしたい。
それに楽天は、ネット証券の二大巨頭ともいわれ口座数も多いです。
すすめる声も多く、大手であることへの安心感がありました。
楽天カードで積み立てれば、ポイントがたまりますし、口座と証券の連携で金利がアップ。
楽天ポイントは使い道が多く、カードの支払いにも充てられます。
ポイントの使い道に悩まなくていい!これが最大の魅力でした。
すでに、退職時に企業型DCから移したiDeCoは、マネックス証券を利用していました。
どうせなら同じとこで統一すればいいと思うところですが、
ここのアプリは、個人的に正直ちょっと見づらい気がしてまして。
夫も「どこに何があるか分からない」と、未だにこぼしています。
投資初心者の私たち夫婦にとっては、見慣れない言葉が並ぶので、よくアプリ内で迷子になってます(笑)
たまにしか見ないアプリなので、そのせいかもしれませんが。
やっぱり楽天証券でつくりたい。
でも、ここであのときの2枚目のカードの失敗を思い出しました。
夫の楽天IDには、事業用カードのポイントが貯まっています。
ここに積立のポイントまで入ってきたら、同じことの繰り返しです。
事業のポイントと、私的なポイントがまた混ざってしまう。
もし会社員の家なら、迷わず楽天証券にしていたと思います。
私たちは泣く泣く本命の楽天証券は、あきらめることになりました。
それでもやはり、事業とプライベートの線を曖昧にしたくありませんでした。
結局選んだのは、アプリで迷子になっている、あのマネックス証券です(笑)
積み立てには、仕事では使っていないdカードを使っています。
dポイントなら、事業のポイントと混ざる心配がありません。
楽天以外のカードなら大丈夫?
これは、楽天だけの話ではありません。
カード会社と証券会社が、同じポイントでつながっている組み合わせはほかにもあります。
例えば…
- 三井住友カードとSBI証券(Vポイント)
- dカードとマネックス証券(dポイント)
- PayPayカードとPayPay証券(PayPayポイント)
どの組み合わせも、カードで積み立てるとポイントが貯まる仕組みです。
便利な反面、事業用カードと同じ組み合わせだと、わが家と同じことが起きるかもしれません。
ポイントがまとまるのは、証券会社だけではありません。
スマホの回線など、同じグループのサービスは同じポイントに入ることが多いです。
連携したい口座も、仕事とプライベートが混ざることを考慮する必要がでてきます。
事業用カードと同じ系列のサービスは、一度立ち止まって考えましょう。
ポイントがどこにどうまとまるかは、会社ごとに仕組みが違います。
申し込む前に、公式サイトで確認しておくと安心です。
教訓|事業用のカードや口座は経済圏も考慮して選ぶ
わが家の経験から、確かめておきたいことは2つです。
- すでに事業用でカードがある人は、同じ系列のサービスをプライベートで使うときに気をつける
- これから事業用カードや口座などを決める人は、NISAや生活費で使いたい経済圏を避けて選ぶ
とくに2つ目は、開業前の人にこそ知ってほしいことです。
カードや口座は、あとから変えるのが何かと億劫だからです。
わが家も、夫の楽天カードの引き落とし口座を変えたときは大変でした。
ネットの手続きでは通らず、結局ハガキでのやりとりになりました。
そのときの話は、楽天カードの引き落としに屋号付き口座は使える?に書いています。
会社員なら、ひとつの経済圏でまとめるのはとても合理的です。
でも事業をしている家では、まとめるほど線がぼやけていきます。
ちなみに、どうせ証券口座やプライベート用のカードを作るなら、ポイントサイトのハピタスを経由するのもひとつの手です(わが家も使っています)。
作ったときのポイントは、事業とは関係のない私的なもの。線の内側のお得は、遠慮なくいただきましょう!
先にハピタスへの登録が必要なので、申し込む前に、ポイントが付く条件を確かめてください。
あとあと日々の経理でめんどうごとを増やすより、最初に一度だけ考える。
この記事が、どなたかのお役に立てれば嬉しいです🐱
それではみなさま、ご安全に!
※注意・免責※
この記事は、わが家の体験と、私が調べた範囲の情報をもとに書いています。特定の証券会社や金融商品、カードをすすめるものではありません。
正確な情報の掲載に努めていますが、内容の正確性・最新性を保証するものではありません。制度や料金は変わることがあるため、お手続きの前に公式サイトや窓口で最新の情報をご確認ください。
ポイントの税務上の扱いは、使い方や事業の内容によって変わり、専門家の間でも見解が分かれます。実際の処理は、税理士や税務署にご確認ください。
ポイントの付与条件やまとまり方、カードや口座のサービス内容、ポイントサイトの条件は、執筆時点(2026年10月)の情報で、変更される場合があります。最新の内容は各社の公式サイトでご確認ください。
ハピタスへのリンクは、筆者の紹介用リンクです。経由して登録いただくと、筆者にハピタスのポイントが入ることがあります。ポイントが付くかどうかやもらえるポイントは、ハピタスと各社の条件によります。
投資には元本割れのリスクがあり、利益を保証するものではありません。投資はあくまで自己責任でお願いいたします。
